きみの想像を超えていく。

日々の記録やら、思いつきやら。

【やりたいこと100:No.21】英国ロイヤル・バレエを観たい欲が高まった話②

さて、続きです。( 前編 ① はこちら!

 

Artistic Ballet Gala を観て、4つ感じました。

 

1. バレエは芸術(アート)であるということ。

2. しなやかな筋肉が大事だとしみじみ感じたこと。

3. ヨーロッパはバレエ教育が進んでいると感じたこと。

4. バレエ教室の選び方が子供の上達に大きく関わっているなと思うこと。

 

1. バレエは芸術(アート)であるということ。

これまで、個人的には、

クラシックバレエのストーリー性のある作品を見ることが多く、

またそれが好きでした。

芸術、というのを知っていながらも、あまり芸術だと思うことはなくて、

エンターテイメントとして、そして劇を見るのと同じような感覚で、

バレエを観ていることが多かったんです。

コンテンポラリーは、あんまりよくわからないから、

なんとなくつまらないと感じてました。

 

ただ、今回は大人になったのか笑、自分自身の感覚が違っていて、

観たことのない振り付けと衣装、そして聞いたことのない音楽で楽しむ中で、

ストーリーが見えてくるものもあれば、何を表現しているのかなんとも

形容できないような作品もあり、

見る人によって大きく解釈が違ってきそうな作品もあり、

どの作品もとっても面白いと感じました。

 

そしてダンサーの方々が一流なだけあって、無駄な動きが全くないので、

美しさが格段に違いました。

 

日本国内のプロの舞台でも、人間が出る1回限りの本番では、

ダンサーがよろけたり、足のポジションが完璧には決まらなかったり、

ダンサーの動きが揃わなかったり...ということは各所でよくあるのですが、

今回はレベルが違っていて、気になる点がほぼなく、完璧でした。鳥肌もの。

 

まさに、おしゃれな動く美術館にきたみたいで、芸術性を感じました。

「あ〜バレエってアートなんだな」と初めて感じられた舞台でした。

 

 

2. しなやかな筋肉が大事だとしみじみ感じたこと。

バレエって全身運動なので、筋肉がとっても重要です。

習っていた10代の頃は、「筋トレが大事」=スポーツ と安易に考えていたので、

シュッと細いバレリーナと、筋肉隆々のスポーツマンが

あまり頭の中で結びついていなくて、重要性に気づけていなかったです。

 

最近になって、何につけても筋肉が重要で、

身体の強さやしなやかさは筋肉がつくってるなと感じることが増えてみると、

いかにダンサーの方が、綺麗で無駄のない筋肉をつけた身体をしているのかが

とてもよくわかります。きれいでした。

 

3. ヨーロッパはバレエ教育が進んでいると感じたこと。

公演の中で、ルーマニアにある国立バレエ学校の生徒さんたちが

踊る演目があったのですが、

 

回転するときの伸び方, 身体の引き上げ方, 舞台袖に入る走り方...等、

基本的な部分が大人のバレリーナと同じ方法で、

普段から練習されていると感じました。

 

日本ではそんな風に踊れる子、かなり少ないんじゃない?!と

思えるような踊り方で、指導方法が違うのかな?と思いました。

(あくまで舞台での踊りをみた個人的感想ですが)

少なくとも、私の知っているバレエ教育では、

そのような踊り方を小学校低学年くらいから身につけている人は少なく、

(だいたいみんな小学校5年生〜中学生くらいから身に着ける人が多かった印象)

小学校低学年くらいの小さなバレリーナさん全員が

大人びた形で踊られていることが素敵だと思いました。

 

4. バレエ教室の選び方が子供の上達に大きく関わっているなと思うこと。

この公演にはオーディションで選ばれた中高生くらいの日本人バレリーナさんたちも

出演されていて、とっても上手でした。

中学生でなんであんなに踊れるんや!!というレベルの方もいました。すごい。

 

子供がバレエが上手になる・ならないの要素の一つとして、

バレエ教室の選び方や、周りの大人のバレエに関する知識の有無 が大きく関与すると

個人的には感じていて、そのことが改めて思い出されるひとときでした。

 

バレエ教室にも様々あって、指導法や方針が違ってくると思います。

 

私は、2歳〜小学4年生までは生徒数7名ほどの小さな教室で

遊びみたいに自由に踊れるようなのんびりした教室に通っていました。

レッスンはとっても楽しかったのですが、

あまりバレエの手や足の正しい形とか、

ストレッチや筋トレの重要性については考えたことがなく、

バレエの作品に関する知識 等もほぼ皆無のまま、大きくなってしまいました。

物ごごろついた時には、教室でも年齢が大きい方だったので、

憧れるお手本もなくて、そもそも「バレエが上手になる」というのが

どういうことかなんて考えていなかったです。

 

そのあと、小学5年生〜高校3年生まで、

大阪でも知られている大きなバレエ学校の支部教室に通っていたのですが、

 

急に上達に必要な指導をきちんとしていただける教室になったので、

先生の厳しい指導にビビるわ(大人しくて怒られ慣れていなかった)

バレエ歴は年齢のわりに長いのに、バレエに関する知識がほとんどないので、

周りの同年代の方々から大きく引き離され軽蔑され笑われる(当時はそう感じた)わ、

そして、何より正しい形を意識して練習したことなんてなかったので、

ド下手であるという事実に気づかされ、それを突きつけられるわ、で、

それまで大好きだったバレエが一転して、毎週、レッスンが憂鬱でした。笑

 

結局、「私は下手だ」というコンプレックスが拭えないまま、

大学受験を機にやめてしまった気がします。(メンタルが弱い。おとうふメンタル笑)

幼稚園くらいのうちに、バレエについてもっと知識を身につけたり

厳しい指導のある教室にいっていれば、もしかすると、

バレエへの取り組み方や私との関係も違っていたんじゃないかな、と思ったり。

 

でも、バレエという世界がみられたので、

習わせてくれた両親には感謝しています◎

 

バレエを見ると、ワクワクするし、

自分も踊りたい〜!となるので、やっぱり好きなんだと思います。

大人になった今のメンタルだったら、踊ることをもう少し楽しめるんじゃないかな。笑

身体がかなり鈍っているやろし、かなり減量しないとトゥシューズは難しいけど!

 

 

***

 

 

10年ぶりにバレエを見て、こんなに色々バレエについて考えることになるとは

思いませんでした。さすが一流ダンサーの舞台。

それくらい刺激のある素晴らしい舞台だったので、

イギリス本場の英国ロイヤル・バレエで全幕物や日本にはない作品を

みてみたいな〜という欲が高まりました◎

 

あ〜本場で、現地で、観たいなあ。

バレエの昔の思い出は、気が向いたらまたいずれ綴ろうかな。

 

おしまい!

 

***

 

前半(①)はこちらから読めます :D

ayako-jp.hatenablog.com

 

やりたいことリスト100 -旅行編- / 英国ロイヤル・バレエを観たいんです。本場で。

ayako-jp.hatenablog.com